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逆子(骨盤位)と臼蓋形成不全・股関節脱臼
長期間の逆子状態は、臼蓋形成不全や股関節脱臼になりやすい!
胎児期逆子(骨盤位)状態の期間が長いと、股関節部の大腿骨頭が、骨盤の臼蓋を過剰圧迫し、臼蓋の発育を阻害する場合があるようです。その結果、臼蓋形成不全や股関節脱臼になる確率が高くなっていくようです。その予防としては、胎児期の逆子状態を、なるべく早期に戻しておくことが大切になります。
また、逆子によるものでは無く、遺伝的な原因で、臼蓋形成不全や股関節脱臼になる場合もあるようです。
股関節に異常のある赤ちゃんは、その周囲の筋肉が拘縮している!
股関節に異常があると診断された赤ちゃんの多くは、股関節の周囲の筋肉・靭帯が拘縮している場合が多いようです。この状態は、大腿骨頭と臼蓋が常時過剰圧迫を受けている事になります。この状態を改善しないまま歩き始めると、体重が加算され股関節部の負担が更に増す事になります。ただでさえ大変なのに、更に改善するスピードが遅くなってしまうと考えます。
常時過剰圧迫を受ける骨は、歪んで成長する!
体の成長に合わせて骨も成長していますが、骨の成長過程に於いて、その周囲の筋肉や靭帯の硬結・拘縮により常時過剰圧迫や過剰負担を受けている骨は、“歪んで成長する(正常な形で成長しにくい)”場合が多いようです。
骨の成長過程で、伸び伸び成長出来る周りの環境を整える事も大事と考えます。
※上記について、各状態・症状の現れ方には個人差がございます。
また、ケガ・打撲・骨折・その他特定の疾病による状態・症状は除きます。
(記載日:2007.12.5)
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