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腰痛体験を通して思うこと
- 体調の良い時は、“自分は腰痛にならない!”と思う。
- 腰痛になると、“自分も腰痛になるんだ!”と改めて思う。
- たいへん辛い状態になると、“私は悪いことは何もしていないのに、どうしてこんな痛い目にあわなければいけないのだろう?”と、過去の事ばかりを思い悔やむ。
- 長期に渡って痛いと、その部位を“すげ替えたい!”と思う。
- 長期の疲れ等によって発生した症状の原因と、ケガや打撲等で発生した症状の原因を一緒にしている。だから、痛い部位ばかりが悪いと思う。
- 人は、部品を替えるように治りたいと思う。しかし、長期の疲れ等によって、1→2→3と悪化した状態は、3→2→1と改善してゆく場合が多い。
- 体や脊柱が湾曲すると、人は“悪い”と思う。しかし、見かたを変えると、体や脊柱を湾曲させて“体を守っている”とも考えられます。
- 筋肉を鍛えることは悪いことではありません。しかし、状態によっては悪化する場合もあります。
- 体が辛い時は、自分の状態に合わせれば良いのに、良い人に合わせようとする。そのような、こだわりや思い込み(こうでなければいけない!こうあるべきだ!)が、自分自身を追い込み、先を見えなくしてしまう。
- また、体が辛い時は強い刺激を求める方が多い。そして、その求めに応じて、強い刺激を果てしなく与えてしまうと、過度のやり過ぎになってしまい、先が見えなくなってしまう。
- “良かれと思ってやっている事が負担に…!”この行為により、知らず知らずのうちに体を痛めつけ悪化している場合があります。
- 社会は体の良い人が暮らし易いように出来ている為、体の悪い人にはたいへん辛い。体が悪くなって初めて分かる。
- 回復すると、辛かった事を忘れてしまい、無理をしてまた痛くなる! 殆どの人がその繰り返しで賢くなる。
- 人は良くなったら、無意識に体が動いている。
- 良くなったと実感する瞬間は、“悪化状態の時できなかった事を、無意識にしていた!”ことに気づいた時です。
人はたいへん辛い経験をすると、気持ちが外から内に向き、過去と未来の自己を一生懸命に考えるようになります。そして、その経験によって、もしかしたら、今まで見えていなかったものが見えてくるようになるかもしれません?
※ 上記について、各状態・症状の現れ方には個人差がございます。
また、ゲガ・打撲・骨折・その他特定の疾病による状態・症状は除きます。
(記載日:2008.9.4)
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