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腰痛体験を通して思うこと



     




関節の音

関節音の様々な説

関節の音には、次のような説があるようです。
 @.関節のすれる音
 A.関節の凹面と凸面がズレた時の音
 B.キャビテーション現象による音 
 C.その他

これらの説は、殆ど関節がある一定方向に大きく動いた(移動した)時に、音が発生する場合が多いようです。

体の状態を把握する事が先!
  “関節の音”は、改善してきたら自然に付いて来る!


 殆どの方は、“関節の音を鳴らして良くする!”と思われているようです。しかし、体の状態を無視して、音ばかりにこだわり、無理やりに関節の音を発生させる事は、状態を悪化させるばかりか、関節面や関節の回りを覆っている関節包・筋腱etcまで損傷を与える場合があるようです。実際には、無理な施術をしない方が、筋腱・関節の柔軟性が無理なく早まり、結果として“無理なく、自然に、関節の音”を発するようになります。そして、この段階まで回復して来ますと、施術毎に効果が増し、回復していくスピードも早くなっていかれる方が多いようです。

上記について、各状態・症状の現れ方には個人差がございます。

                       (記載日:2007.11.10)



男性の施術例
  1 腰椎椎間板ヘルニア・坐骨神経痛・下肢の痺れ・レーザー治療を受ける
  2 腰椎椎間板ヘルニア・左足先の痺れ

 施術例 1




 Y様 男性 (47歳)















                      (記載日:2008.7.25)
 症 状 

■ 椎間板ヘルニアと診断され、体が右前方に大きく傾いている! 
  • 腰椎椎間板ヘルニア(膨隆ヘルニア) (MRI 診断:腰椎4・5番の間の椎間板が左後方に突出)と診断される
  • 左下肢の坐骨神経痛と診断される
  • 左下肢…足背部の感覚がにぶい
  • 左下肢…時々のしびれ
  • 体が右前方に大きく傾き、長時間立っていられない
 施術とレーザー治療 

■ 施術とレーザー治療(PLDD)の併用で、大きな傾きが約4ヶ月で
  殆ど改善

 当施術所初診から1ヶ月程経過した頃に、レーザー治療(PLDD)を一回だけ受けられました。レーザー治療の効果は、治療直後に効果が認められたそうですが、「その後、徐々にもっと良くなるそうです。」とY様からお聞きしたので、その効果が発揮できるように、慎重に施術を進めていきました。初診から4ヶ月、レーザー治療から3ヶ月後には、椎間板の突出が改善され、体の傾きも殆ど改善されました。

■ 椎間板ヘルニアについて

 椎間板の構造
  ・中央部 :ゼリー状(ゲル状のムコ多糖体)の“ 髄核 ”(90%
         が水分)からなる
  ・外 側 :コラーゲン線維が何層にも重なった“線維輪 ”という
         弾力のある組織からなる
  ※ 更に椎体と椎間板全体を靭帯が覆っている

 
椎間板ヘルニアの種類
  1. 膨隆(ぼうりゅう)・突出型
    線維輪が変形した状態 (髄核は線維輪を破っていない!)
  2. 脱出型
    髄核が線維輪を破り飛び出した状態
  3. 穿破(せんぱ)脱出型
    髄核が線維輪を破り飛び出し、更に靭帯を突き破った状態
  4. 遊離脱出型
    髄核が線維輪を破り飛び出し、更に靭帯を突き破り、離れた場所
    へ移動した状態


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正面-2後



背面-2後



伏臥位-2後
施術2回目後の状態…約週5日のペースげ施術
初診の時から、体が前に少し曲り、右に大きく傾いて、全身の筋肉・関節がカチカチに硬く、まるで“木の丸太”のようでした。最初施術を施した翌朝は、左下肢足背部の感覚のにぶさが、“ピリピリとした感じ”に変化していました。この変化は、血液の流れが良くなることによって起こる良い症状です。





正面-20後




背面-20後

レーザー治療(PLDD)4日後、施術20回目・初診から約1ヶ月後の状態…約週3日のペースで施術
現代医療では、腰椎椎間板ヘルニアの突出状態が軽度であれば、外科的処置はなるべく避ける傾向にあるようです。私自身の体験上でも、外科的処置はなるべく避けたほうがよいかと思います。椎間板ヘルニアの突出状態に関して、施術の面からは、適切な刺激の施すことにより筋肉・靭帯・関節の柔軟性を高めれば、突出状態は改善され、さまざまな症状が改善してゆきます。施術例Y様の場合も同様に、外科的処置を施さなくても、慎重かつ適切な施術を施すことにより、徐々に改善に向かっていくと思われますが、椎間板が大きく突出し、相当脊髄神経を圧迫している状態であることと、Y様の早期改善のご意向を考慮して、外傷の少ないレーザー治療と合わせて施術を施していくことに致しました。
※ レーザー治療で、下記のように改善がみられました
 仰向けの状態で、介助してもらっても左下肢が30度しか上がらなかったものが、治療を受けた直後から、自力で90度まで上げられるようになりました。

 この結果、脊髄神経圧迫の早期改善が認められ、施術の面からも急速な症状改善が期待されますので、レーザー治療は有効であったと思います。また、坐骨神経痛・しびれ・体の傾きに関しては、即座の改善は認められませんでしたが、今後レーザー治療との相乗効果が期待されます。
 この結果から考察してみますと、Y様の場合は、直接神経を圧迫されての症状では無く、筋肉の極度硬結から発生している痛み・しびれではないかと思われます。また、体の大きな右傾きについは、筋肉の極度硬結と左右のアンバランスの為に発生していると思われます。

 施術過程としては、 レーザー治療後、3日安静にしておりました。4日目から施術を再開致しましたが、一ヶ月後に患部検査を控えている為、そのことも考慮して、患部を傷めないように、施術を進めていきました。

:レーザー治療に関しては、個人差もございますので、ここで紹介した症例は、改善の仕方のほんの一例として
  解釈して頂き、詳しくはご専門の先生にお問合せください。

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正面-38後




背面-38後

施術38回目・初診から約2ヶ月後の状態…約週3日のペースで施術
 自営のお仕事をされながら、自分自身の出来る限りのことをされ、少しずつ良くなって参りました。体の傾きはまだありますが、このぐらいの状態になると、坐骨神経痛の痛みも軽くなっておられるようです。





正面-49後



背面-49後
施術49回目・初診から約3ヵ月後の状態…約週3日のペースで施術
 写真でもわかるように、傾きはまだ残っていますが、“腰椎のそり”がもどってきて、前後のバランスが取れるような状態に変化してきましたので、もう少しで左右のバランスも良くなっていくものと思われます。これぐらいの状態になって来ますと、回りの方からみても、以前のような痛々しい印象はなくなり、坐骨神経痛の痛みも時々発生するぐらいまで回復いて参りました。もう少し施術をほどこせば痛みも取れていくものと思われます。





正面-57後



側面-57後



背面-57後
施術57回目・初診から約4ヶ月後の状態…約週2日のペースで施術
 レーザー治療(PLDD)から3ヶ月後のMRI 診断の結果、「ヘルニアが引っ込んでいた。」と言うことでした。
伏臥位(うつ伏せ)の状態で楽に寝られるようになり、坐骨神経痛は殆ど無くなりました。


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伏臥位-60後



伏臥位・側面-60後
施術60回目後の状態…約週2日のペースで施術
 伏臥位(うつ伏せ)の状態で楽に寝られるようになり、腰椎のそりがでてきました。





伏臥位-63前



伏臥位・側面-63前
****************************** 施術前 ******************************
施術63回目前の状態
 施術60回目後の状態(写真参照:伏臥位-60後)で、体は真っすぐに戻っているが、まだ安定していない(余裕が無い)為に、普段の生活でも右に傾いてしまいます。



伏臥位-63後




伏臥位・側面-63後
施術前と比べ腰椎の角度が改善



正面-63後



側面-63後



背面-63後
****************************** 施術後 ******************************
施術63回目・初診から約5ヶ月後の状態…約週1日のペースで施術
 施術を重ねるごとに、体の傾きが改善されてきたのが、はっきりわかるようになってきました。
このような姿勢になってきますと、筋腱・関節の柔軟性が改善されています。この状態は全身がバランス良くバネのようにたわみ、負担を分散させ、体を痛めつけないようになります。そして、この姿勢は、よりいっそう改善のスピードが速まり、どんどん良くなっていく方が多いようです。

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ローリングベット-64前



骨盤調整機-64前
施術64回目前の状態…約週1日のペースで施術
 ローリングベット・骨盤調整機に、初めて乗れるようになりました。





正面-67後



側面-67後



背面-67後
施術67回目・初診から約6ヶ月後の状態…約週1日のペースで施術
 このころには、見た目では殆ど傾きがわからな状態まで改善して、日常生活が楽に送れるようになって来ました。そして、もう少し施術を継続して行なえば、少々無理な事をしても体が曲ってしまうような状態にはならないと思われます。但し、一旦改善しても無理が重なってくると、以前の悪い状態に戻ってしまう方が多いので注意が必要です。





正面-75後



側面-75後



背面-75後
施術75回目・初診から約8ヶ月後の状態…約週1日のペースで施術
 姿勢は大変良くなり、体が大きく右に傾いていた事を忘れてしまいます。

体の歪みを細かく検証
・右骨盤の上方変位が1/3になっている…初診時 上方に1.5cm変位していた右骨盤が3〜5mmになっている
・伏臥位で、左右の臀部が均等でない…左臀部の盛り上がりがある

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                                        (記載日:2008.3.21)
■ ゴムバンド巻き

■ 自宅の窓枠を支えに腰回し運動
 最初の頃Yさんは、体が右に傾いていた事もあり、何かの支えがないと立っていられない不安定な状態にありました。そこで、腰にバンドを巻いての腰回し運動を、Yさんの腰当たりの高さの支えを持っておこなうよう指導(写真:96後b-1)を致しました。
 腰回し運動には、チューブL(大) 2〜4mが最も効き目があるのですが、お忙しい事もあり普段はワンタッチを軽く常着
*1され、時間があればきつめに巻き直して、近くの窓枠を支えに腰回し運動*2をされていました。また、毎日時間を見つけては左下肢の坐骨神経痛・痺れの部位にチューブを巻いて運動*3されていました。

■ 施術とゴムバンド巻きで素晴らしい姿勢に!
 下の写真(96後b-2)は、初診から施術96回目後の状態です。施術と自宅でのゴムバンド巻きの併用により素晴らしい姿勢になりました。初診時の左下肢の症状は殆ど無くなりましたが、現在も2週間に一度の施術を受けられ、もう少し残っている体の深部の硬結が少しずつ改善し、余裕のある体になってきました。

*1. 常時着用
   普段はワンタッチ腰用ダブル(穴あき)をかるく常着している (写真:96後b-2)
*2. 腰回し運動
   常着しているワンタッチ腰用ダブル(穴あき)を、きつめに巻き直して、近くの窓枠を支えに5〜10分程、
   腰回し運動をしている
*3. 坐骨神経痛・痺れの巻き方
   チューブS(小) 2mを、全足指〜下腿まできつめに巻き、5〜10分程で外す運動をしている
   (写真:96後b-3)




96後b-1
(側面)



96後b-2
(正面)




96後b-3
(斜め正面)
■ Yさんの使用されているゴムバンドの種類・と巻き方
・ワンタッチ 腰用ダブル(穴あき)…骨盤巻き (写真:96後b-1、96後b-2)
・チューブ 小2m(1本)…全足指〜下腿巻き (写真:96後b-3)


ここで紹介させて頂いたゴムバンドの巻き方は、様々な巻き方の一例にすぎません。
悪化状態が軽い場合は、ゴムバンド療法のみでも改善・予防できます。しかし、不適切な巻き方をされたり、
  社会生活の疲れの積み重ねによって、知らず知らずの内に悪化してる場合は、改善・予防できない場合があ
  ります。また、悪化状態が重い場合は、ゴムバンド療法のみでは改善しない場合が多く、施術を併用して細
  かな指導を受けてください。


ゴムバンド(効果・種類・巻き方・注意etc)について
  >> 詳しくはこちら

※ 写真は、Y様のご協力により掲載させて頂きました。

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 施術例 2




 A様 男性
(52歳)











                         (記載日:2007.11.8)
 闘病記 

腰椎椎間板ヘルニア(腰椎3・4の間)、左足先の痺れ
  約1ヶ月の牽引治療を受けるが、仕事に復帰してもすぐ痛くなる

平成10年(1998年)
1月 5日  雪で滑って転倒、翌日より左足が痛む
1月 7日  さらに左足が痛い、Y病院受診で椎間板ヘルニアの疑い
1月10日  M外科で痛み止めの注射
1月12日  左足が引きずるようになった
1月14日  Y病院受診・入院の手続き
1月21日  Y病院受診・入院3週間の牽引治療開始
        回復の見込みなければ手術の用意
2月 9日  造影剤検査(エミロ)の予定だったが、医長の回診でさらに1週
        間の牽引治療開始
2月16日  医長の回診で症状が軽くなったので、手術は行なわないことにな
        った。「少々障害が残っても、手術はしないほうが良い。」と、
        医長との相談で手術中止となる
2月17日  「手術を行なわないなら、退院して欲しい。」と言われた
2月24日  仕事に出てみるが、足の痛みが悪くなった
2月27日  金桝整体施術所 受診
3月11日  
Y病院の主治医診察で、「軽作業で調子が悪くなる。」と言っ
        たら、「安静にしている為に退院させるのではない、仕事が
        出来る体に戻ったか様子を見る為に退院したのだ、仕事を
        して痛くなったら即手術をした方がよい。」と言われた
3月18日  来週より、金桝整体施術所で毎日施術をすることにする
        ストレッチと腰回しと歩行
3月23日  施術をはじめてから本日初めて腰から“ポキッ”と音がした
        痔が悪化している
6月 3日  仕事に復帰

                         --- A様より ---

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2-1
施術前



2-2
施術後


施術前・後の写真より
・ 施術前の状態 … 体の少し右傾き、踵の位置の非対称がある。又写真ではわかりにくいが背中(肩甲骨あたり)
             の盛り上がり、腰椎部分の後方変位があり、全身の緊張がみられる。
・ 施術後の状態 … 体の少し右傾きが改善され全身がゆったりとした状態になり、踵の位置も殆ど対称になって
             きた。

■ A様の回復過程
 初診時は、全身の筋腱・靭帯が拘縮し、関節は動きにくい状態でしたが、最初は毎日来院され、改善過程では様々な好転反応(だるさetc、状態の悪い方ほど出やすいようです。)を伴いながら約3ヶ月で、仕事が出来るまでに回復されました。




2-3
骨盤調整機



2-4
ローリングベット
骨盤調整機・ローリングベットの使用
 A様の場合は、当初は施術機に乗れる状態では無かったのですが、体が改善して来ると、施術機の“勝手な刺激”を受け入れられる様になり、気持ちよく乗れるようになりました。なんでも“無理やり”は良くないようです。

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                                        (記載日:2008.3.28)
■ ゴムバンド巻き

■ 痛い部位をかばい、全身に筋肉・靭帯の拘縮が広がる!

 腰椎椎間板ヘルニアと診断された方の多くは、痛い部位をかばい、次第に全身まで筋肉・靭帯の拘縮が広がり、坐骨神経痛・痺れに加えて様々な症状が発生してきます。Aさんもこのような状態にありましたので、施術のみでは改善に相当時間がかかると思われたので、ゴムバンド巻きを自宅でおこなうようお勧め致しました。実際には、自宅や外出時はワンタッチゴムバンドを腰に軽く常着され、自宅では、様々な種類のチューブゴムバンドを全身に巻いて運動をされていました。

■ 全身が良くなれば、一部位が早期に改善しやすい!
 全身まで筋肉・靭帯の拘縮が広がっている方は、全身を巻くことにより、様々な症状を改善させながら、筋肉・靭帯の拘縮により圧迫されている椎間板を良好な状態に戻そうとしています。全身に巻く方法は、椎間板ヘルニアに限らず様々な症状に対応して、早期改善に大変有効な巻き方と考えます。また、全身の改善は、良好な状態の長期的な維持にも大変効果があると考えます。

 下ような写真(2b-1)を初めてご覧になられた方の殆どが、「椎間板ヘルニアなのに、どうして全身巻くのだろう?」と、思われるようです。



2b-1
チューブ バンド巻き(正面)




2b-2
ワンタッチ 腰用ダブル
(穴あき)巻き(正面)






■ Aさんの使用されているゴムバンドの種類・巻き方
・チューブ 大2m(1本)…骨盤巻き(時々併用)
・チューブ 中5m(2本)…(1本)背部〜腰部〜腹部巻き (写真:2b-1)
                (1本)骨盤〜鼠径部〜大腿上部巻き (写真:2b-1)
・チューブ 中2m(2本)…左右大腿部下部〜下腿部巻き (写真:2b-1)
                
注意:ただし、膝関節部は巻かない!
                    (膝関節部をきつく巻いて動かすと、傷める場合があります。)
・チューブ 小2m(2本)…左右足関節〜足先(足指)巻き (写真:2b-1)
・ワンタッチ 腰用ダブル(穴あき)…骨盤巻き(常時かるく巻いている) (写真:2b-2)


ここで紹介させて頂いたゴムバンドの巻き方は、様々な巻き方の一例にすぎません。
悪化状態が軽い場合は、ゴムバンド療法のみでも改善・予防できます。しかし、不適切な巻き方をされたり、
  社会生活の疲れの積み重ねによって、知らず知らずの内に悪化してる場合は、改善・予防できない場合が
  あります。また、悪化状態が重い場合は、ゴムバンド療法のみでは改善しない場合が多く、施術を併用して
  細かな指導を受けてください。


ゴムバンド(効果・種類・巻き方・注意etc)について
  >> 詳しくはこちら

※ 写真は、A様のご協力により掲載させて頂きました。

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