N様 女性 (76歳)
左手第4指(薬指)の爪状態
写真:施術11回目
(初診から約3ヶ月)
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(記載日:2007.10.23)
◇ 体験記 ◇
■ 痛み止めの駐車を3本、痛い所にバンドをきつく巻いて無理に農作業!
その後、大変な痛みで寝返りも出来ない状態に!
痛くなった経過
腰に痛みを感じたので、腰部に痛み止めの注射を3本打ってもらい、痛い所にバンドをきつく巻いたら痛みが取れたので、農作業が出来るようになった。しかし、作業をしているうちに、今度は大変な痛みが出て動けなくなった。
初診時の症状・状態
・左腰部の痛み…最初は右腰部の痛みだった
(以前、右坐骨神経痛があった…20数年前)
・腰痛の為に歩行しにくい
・伏臥位(うつ向き)が出来ない
・仰臥位(仰向き)は何とか出来るが下肢が伸ばせない
・寝返りが出来ない
〜 改善過程 〜
施術:初診時
全身の筋腱や関節が極度に緊張している為、仰臥位(仰向き)で膝を曲げる姿勢しか取れない状態でした。このような状態で最初から施術をしすぎると、農作業で無理をした分の痛みが、堰(せき)を切ったように発生し、とんでもない状態に移行する可能性があるので、次回につながるような施術方法を選択致しました。そして、N様の場合は、ゆったりと体を休めて自己回復(蘇生)する時間を待ってあげることも大切と判断し、毎日の施術は控えて、少し痛みが和らぎ動作が楽になりましたら、2回目の施術を施す事に致しました。
施術:2回目…約週2〜3回のペースで施術
「少し痛みが和らぎ、少し動けるようになりました。」と電話を頂き、2回目の施術を施す事に致しました。前回より、施術を施す部位が増え、動作もし易くなられました。
施術:3回目
「腰部全体に、“痛だるさ”を感じる。」と訴えておられましたが、伏臥位(うつ向き)・側臥位で、施術が少し施せるようになり、施術後「腰が楽!」と感じるようになりました。
施術:4回目
来られた時に、”動作の鈍さ・姿勢の変化”を感じながら、施術を施し始めると、少し変わった(悪化状態に変化?)反応をした為、聞いてみると、「少し動ける感じがしたので、4〜5時間服の整理と10分程度畑の草取りをした。」と言われました。今日の状態を説明して、「動き過ぎないように!」と指導致しました。
施術:5回目
状態が良くなって来たので、施術できる範囲が広がってきました。
しかし、腰部・背部には、硬結が残っています。
施術:6回目
全身が改善してきましたが、腰部・背部には、まだ硬結が残っています。
施術:7回目
「左腸骨部が痛く、その痛い所ばかり自分で揉んでいた。また、以前痛かった左膝内側が少し痛みだしてきた。」と訴えられていました。
施術:8回目
左腰椎が動き出して、全身に柔軟性がでてきました。
施術:9回目
「自転車に乗れるようになった。草取りができ、左腰は痛くない。」と言われていました。
施術:10回目
「草取りの仕事が、半日〜1日出来るようになった。その夜は、腰が張った感じがするが、朝になったら治っていた。」と言われていました。
自己の力で回復出来るようになってきたようです。
施術:11回目…写真:左手第4指(薬指)の爪状態
「草取りの仕事はできる。左腰が張って、寝つきが悪い。」と言われていました。草取りの仕事をやり過ぎているように思われるので、もう少しセーブするように指導致しました。
★ 爪が引っ付いてきた!
数年前に農業用機械で、左手第3〜5指の爪根を傷つけてしまったそうです。それ以来、仕事でたくさん指を使う春になると、爪が爪床からはがれてしまう状態(写真参照:Aの部分)に、毎年なっていたそうです。ところが、「不思議な事に、今年ははがれていない。(写真参照:@の部分)」ということに、最近気づかれたそうです。施術によってこうなったのか?それとも他に何かあったのか?施術により爪が引っ付いてきたのであれば、”傷ついた爪根当たりに、栄養・酸素etcがいきわたるようになり、正常な状態に戻ってきた”と推測されます。
写真の説明
第3指(中指):爪が爪床からはがれなくなり、殆ど正常に戻ってきた
第4指(薬指):半分平常に戻ってきた(写真参照)
第5指(小指):爪が爪床からはがれなくなり、殆ど正常に戻ってきた
@.爪が爪床に引っ付いてきた状態
A.爪が爪床からはがれていた状態
※ 爪:爪甲(ネイルボディ)
爪床:爪の真下の皮下組織(ネイルベッド)
※ 資料によると、爪根の当たりは、大変敏感な部分が多く、傷つけると爪
に異常が起きる事があるそうです。
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