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“膝痛”について
早期の対処が必要
膝に痛みが発生した時、軽いケガや打撲をした時と同じように考えて、“そのうち治る”と思い、少しの間放置して様子を見ている方が多いようです。しかし、膝は常に体重を支えながら、大きな動作をする大切な部分(関節)ですので、他の関節と比べ悪化していくスピードが極めて速く、放置していると大変悪化(骨・軟骨・半月板etcの損傷)していることがあるので、早期の対処が必要と考えます。
膝の水
膝の水とは、関節包*1の内側の滑膜から分泌される滑液(関節液)*2のことです。
膝関節になんらかの異常が起きると、関節を守る為に炎症が起きて水が溜まります。原因としては、炎症によって滑液を吸収する組織の能力が落ちる為と考えられています。また、水をたくさん分泌する事により、関節を守る働きもしています。
*1. 関節包とは、繊維膜(靭帯)と滑膜からなり、関節全体を包んでいる。
外層は繊維膜で覆われ、内層に滑膜があり、滑膜から滑液が分泌されます。
*2. 滑液は膝関節の栄養供給と保護の役割をしています。
正常時は 2〜3ccで、異常時には 30ccになることもあるそうです。
※上記について、各状態・症状の現れ方には個人差がございます。
また、ケガ・打撲・骨折・その他特定の疾病による状態・症状は除きます。
(記載日:2007.11.10)
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